ラードゥジヌイ (Raduzhnyy)
州都ウラジーミルから南へ25km離れており、クリャージマ川にいくつかの支流(Pol, Buzha, Uzhbol)が流れ込む所にある. 周囲は沼地や深い森林に囲まれている.
1971年、レーザーの軍事利用を研究する「ラードゥガ設計局」が、機密を考慮して深い森の中に研究所を作り、周囲に研究員とその家族のための団地や病院、学校などを建設した. ラードゥジヌイでは町の誕生日を1971年2月25日としている. 1977年にはこの住宅地は都市型集落(町)の地位を与えられ、「ウラジーミル30」(Влади́мир-30)のコードネームで呼称される様になった.
1991年には市に昇格し、併せてラードゥガ設計局の名にちなんで「ラードゥジヌイ」という地名が与えられた(ラードゥガはロシア語で「虹」を意味する). 1993年以降、設計局はロシア連邦国立レーザー研究実験センター「ラードゥガ」へと組織換えされた. ソビエト連邦の崩壊後の1990年代は街の財政は非常に低迷したが、1990年代末から政府の援助が増加し、新たな住宅開発や研究施設の増設なども続いている.