ヨーテボリ (Göteborg)
グスタフ2世アドルフによって建設されたという伝説がある、比較的新しい都市である. デンマーク=ノルウェーとの度重なる戦争の結果、ようやく北海への出口を手に入れたスウェーデン人は、この地に拠点を建設することを決定した. それがヨーテボリである. 建設当時、町のすぐ北にはノルウェー人が迫っており、すぐ南にはデンマーク人の領地があった. 北欧神話によりこの地はイェート人の領地としての呼び名が伝わっており、イェート人=ゴート人の伝承により「ゴート人の町」、つまりヨーテボリが誕生した. スウェーデンなどでは、日本語でいうゴート人とイェート人を区別せず、同一視している.
大航海時代においては貿易の拠点として栄え、特にスウェーデン東インド会社が有名である. 19世紀に北欧全体にナショナリズム(汎スカンディナヴィア主義)が昂揚するとヨーテボリは、北欧諸国の国家連合「スカンディナヴィア連合王国」の首都と目された.
地図 - ヨーテボリ (Göteborg)
地図
国 - スウェーデン
スウェーデンの国旗 |
人口は1022万人(2018年11月スウェーデン統計庁による). 北欧諸国では最大の人口を有する. 住民の大半は北方ゲルマン系(スウェーデン人)だが、北部には少数のサーミ人とフィン人が暮らす. 宗教は国教であるルーテル教会が大多数を占める. 言語はスウェーデン語が公用語であり、他にサーミ語やフィンランド語などが存在する.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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SEK | スウェーデン・クローナ (Swedish krona) | kr | 2 |