ルソン島 (Luzon)
ルソン島(ルソンとう、呂宋島、フィリピン語:Luzon)は、フィリピン諸島のうちで最も面積の大きな島. 面積は約10万4688km2、人口は約4622万人で、フィリピンの総面積の35%、総人口の45%を占める. 世界で17番目に大きな島で、世界で5番目に人口が多い島でもある. 首都マニラやフィリピンで最も人口が多いケソン、及びそれらを包括する首都圏メトロ・マニラが同島に所在しており、フィリピンの政治・経済で特に重要な位置を占めている.
島の主要部は大体長方形で、その南東に長いビコル半島が伸びている. 島は最長部で南北の長さがおよそ740km、東西の長さがおよそ225kmある. マニラ湾やリンガエン湾を代表とする多くの湾がある.
ルソン島とその周辺の島々からなるルソン諸島は、ミンダナオ島と周辺からなるミンダナオ諸島、およびルソンとミンダナオの間にあるビサヤ諸島と並ぶ、フィリピン諸島を構成する三つの群島の一つとなっている.
ルソン諸島はルソン島のほか、バシー海峡を隔てて台湾と面するバタン諸島(バタネス州)、その南のバブヤン諸島、ルソン島南部のカタンドゥアネス島、ボアク島(マリンドゥク州)、マスバテ島、ロンブロン島(ロンブロン州)、ミンドロ島などからなる.
北はルソン海峡(バシー海峡、バリンタン海峡などに分かれる)によって台湾と隔てられ、東はフィリピン海(太平洋)、西は南シナ海(フィリピンではルソン海とも呼ばれる)に面しており、南はシブヤン海によってビサヤ諸島、ミンダナオ島を始めとする他のフィリピンの島々と分離している.
ルソン島は全体に山がちで、火山地帯でもある. フィリピンで二番目に高い標高2,922mのプラグ山(Mt. Pulag)やその優美な形で有名な火山マヨン山はルソン島にある. 島の北部はフィリピン最大の山地、コルディレラ・セントラルとなっており、プラグ山もここにある. コルディレラ・セントラルの東部はフィリピン最長の川カガヤン川の流れる盆地、カガヤン・バレーがある. その東には太平洋沿いにフィリピン最長の山脈、シエラマドレ山脈がそびえている.
シエラマドレは島の北部から中部、南部へと蛇行している. シエラマドレと、その西のサンバレス山脈の間がこの国最大の平野、中央平野(中央ルソン平野、Central Luzon plain)である. およそ11,000 km2に及ぶこの平野がフィリピン最大の米作地帯である. 平野を流れる川の中で長い川は、北へ流れると南へ流れるである. 平野の中には、孤立した山であるアラヤット山がそびえている. サンバレス山脈の一部、カブシラン山脈には1991年に大噴火を起こしたピナトゥボ山(1,759m)がある.
サンバレス山脈は北に伸び、島の中部にハンドレッドアイランズ国立公園で有名なリンガエン湾を形成している. 同じく南へも伸びており、サンバレス山脈の一部・カブシラン山脈はマニラ湾をふさぐバターン半島を形成している. マニラ湾はその大きさ、戦略的位置から東アジアでも最高の天然の良港となっている.
マニラ湾の南東には、フィリピン最大の湖・バエ湖(ラグナ・デ・バエ、Laguna de Bay)がある. この表面積949km2の湖からはパシッグ川がマニラ湾へと流れ出している. パシッグ川はメトロ・マニラの中心部を流れているため、その歴史上果たした役割から、フィリピンでも最も重要な川となっている.
バエ湖のわずか20km南西にあるのはタール湖(Taal Lake)で、島の南西端の位置にある. このカルデラ湖の中央にはフィリピンで一番小さな火山、タール火山が浮かんでいる. この小さな火山がかつて巨大なクレーターを作り、湖にしたのである. タール湖を取り囲む地域はかつて先史時代にあった巨大な火山の一部であり、その裾野はカヴィテ州の南半分、タガイタイ市、バタンガス州全域を覆っている.
島の主要部は大体長方形で、その南東に長いビコル半島が伸びている. 島は最長部で南北の長さがおよそ740km、東西の長さがおよそ225kmある. マニラ湾やリンガエン湾を代表とする多くの湾がある.
ルソン島とその周辺の島々からなるルソン諸島は、ミンダナオ島と周辺からなるミンダナオ諸島、およびルソンとミンダナオの間にあるビサヤ諸島と並ぶ、フィリピン諸島を構成する三つの群島の一つとなっている.
ルソン諸島はルソン島のほか、バシー海峡を隔てて台湾と面するバタン諸島(バタネス州)、その南のバブヤン諸島、ルソン島南部のカタンドゥアネス島、ボアク島(マリンドゥク州)、マスバテ島、ロンブロン島(ロンブロン州)、ミンドロ島などからなる.
北はルソン海峡(バシー海峡、バリンタン海峡などに分かれる)によって台湾と隔てられ、東はフィリピン海(太平洋)、西は南シナ海(フィリピンではルソン海とも呼ばれる)に面しており、南はシブヤン海によってビサヤ諸島、ミンダナオ島を始めとする他のフィリピンの島々と分離している.
ルソン島は全体に山がちで、火山地帯でもある. フィリピンで二番目に高い標高2,922mのプラグ山(Mt. Pulag)やその優美な形で有名な火山マヨン山はルソン島にある. 島の北部はフィリピン最大の山地、コルディレラ・セントラルとなっており、プラグ山もここにある. コルディレラ・セントラルの東部はフィリピン最長の川カガヤン川の流れる盆地、カガヤン・バレーがある. その東には太平洋沿いにフィリピン最長の山脈、シエラマドレ山脈がそびえている.
シエラマドレは島の北部から中部、南部へと蛇行している. シエラマドレと、その西のサンバレス山脈の間がこの国最大の平野、中央平野(中央ルソン平野、Central Luzon plain)である. およそ11,000 km2に及ぶこの平野がフィリピン最大の米作地帯である. 平野を流れる川の中で長い川は、北へ流れると南へ流れるである. 平野の中には、孤立した山であるアラヤット山がそびえている. サンバレス山脈の一部、カブシラン山脈には1991年に大噴火を起こしたピナトゥボ山(1,759m)がある.
サンバレス山脈は北に伸び、島の中部にハンドレッドアイランズ国立公園で有名なリンガエン湾を形成している. 同じく南へも伸びており、サンバレス山脈の一部・カブシラン山脈はマニラ湾をふさぐバターン半島を形成している. マニラ湾はその大きさ、戦略的位置から東アジアでも最高の天然の良港となっている.
マニラ湾の南東には、フィリピン最大の湖・バエ湖(ラグナ・デ・バエ、Laguna de Bay)がある. この表面積949km2の湖からはパシッグ川がマニラ湾へと流れ出している. パシッグ川はメトロ・マニラの中心部を流れているため、その歴史上果たした役割から、フィリピンでも最も重要な川となっている.
バエ湖のわずか20km南西にあるのはタール湖(Taal Lake)で、島の南西端の位置にある. このカルデラ湖の中央にはフィリピンで一番小さな火山、タール火山が浮かんでいる. この小さな火山がかつて巨大なクレーターを作り、湖にしたのである. タール湖を取り囲む地域はかつて先史時代にあった巨大な火山の一部であり、その裾野はカヴィテ州の南半分、タガイタイ市、バタンガス州全域を覆っている.