ホログ(Khorugh)(Хоруғ、シュグニー語: Харағ、Хоруг)は、タジキスタン共和国のゴルノ・バダフシャン自治州の州都. 人口は28,000人. パミール高原の標高2000mに位置する. Gunt川とパンジ川の合流点に拓けた町で、北と南には川の作り出した扇状地となっている. パンジ川はアムダリヤ川の支流のひとつで、タジキスタンとアフガニスタンとの国境となって流れている.
19世紀まではブハラ・ハン国やドゥッラーニー朝のアフガニスタンや帝政ロシアなどの係争地であった. イギリスとのグレート・ゲームに勝利したロシアは、パンジ川のアフガニスタン国境以北を支配下に置き、1925年、ソ連のゴルノ・バダフシャン自治州ができると、その首都となった. 今日でもタジキスタンで最も貧しい地方となっている.