地図 - ベニシャングル・グムズ州 (Benishangul-Gumuz Region)

ベニシャングル・グムズ州 (Benishangul-Gumuz Region)
ベニシャングル・グムズ州(ቤንሻንጉል ጉሙዝ ክልል ラテン文字表記:Bīnshangul Gumuz(BGN / PCGN 1967) 、Benishangul-Gumuz Region)は、エチオピア北西部の州. 面積は5万699km2で、2015年の推定人口は100万5000人. 人口密度は19.8人/km2. 単独で多数派を形成している民族はおらず、諸民族が混在した州である.

手つかずの自然が残る一方で通信・交通のインフラが脆弱で経済発展の大きな障害となっていたが、近年は中国資本によって整備・開発が進んでいる. その中でも大規模な国家プロジェクトの一つである大エチオピア再生ダムは(GERD)はこの州の南西隅の青ナイル川で建設されている.

1995年に民族ごとに州が再編成された際、西部の諸民族混在地域をまとめて作られた. そのため土地・資源をめぐる民族同士の衝突が絶えない.

2019年6月22日のアムハラ州クーデター未遂事件では首謀者の一派が州北部のメテケル県に侵入し、村人を37人殺害する事件が起きた.

2020年9月よりメテケル県で民族系武装組織の衝突が激化し、国軍が介入する事態になった (). 紛争では特定民族の住民に対する攻撃が頻発しており、11月に住民が乗ったバスが襲撃され34人が死亡する事件 ()が、12月には武装組織が100人以上の村人を虐殺する事件 ()が発生した.

2021年4月19日、州中部のカマシ県が武装組織に占拠されたことをエチオピア人権委員会が発表した. 武装組織は住民の殺害や公務員の誘拐が行われ、郡の役人や警官は他の郡へ避難しているという. また同郡は大エチオピア再生ダム予定地の上流にあたり、建設への悪影響が懸念される.

 
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国 - エチオピア
エチオピアの国旗
エチオピア連邦民主共和国 (エチオピアれんぽうみんしゅきょうわこく、アムハラ語: የኢትዮጵያ ፈደራላዊ ዲሞክራሲያዊ ሪፐብሊክ)、通称 エチオピア は、東アフリカに位置する連邦共和制国家. 首都はアディスアベバ. アフリカ最古の独立国であり、現存する世界最古の独立国の一つである. また、インド・ヨーロッパ語族言語とアラビア語のどちらも公用語となっていない、アフリカで唯一の国である.

エチオピアの人口は、2020年時点で1億1,496万人となっている. およそ3,000年の歴史をもち、80以上の民族がそれぞれの文化を持って共存している多民族国家である.
通貨 / 言語  
ISO 通貨 シンボル 有効数字
ETB ブル (Ethiopian birr) Br 2
ISO 言語
AM アムハラ語 (Amharic language)
OM オロモ語 (Oromo language)
SO ソマリ語 (Somali language)
TI ティグリニャ語 (Tigrinya language)
EN 英語 (English language)
Neighbourhood - 国  
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行政区画
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