テューリンゲン州 (Thuringia)
正式名称はテューリンゲン自由州、テューリンゲン自由国. ドイツ語のStaatは英語のstateと同根の単語で、帝政ドイツ時代に「州」の意味で使用されていた. 帝政崩壊後のヴァイマル共和政時代以降、これに代わりLandが使われ始めた. 現在、多くの州はLandを使用するが、テューリンゲン州、バイエルン州、ザクセン州が"Freistaat"(自由州)を称している.
ドイツ中部に位置するテューリンゲン州は、ヘッセン州、バイエルン州、ザクセン州、ザクセン=アンハルト州、ニーダーザクセン州と州境を接している. ドイツ国内における位置(ドイツを人として見立てると、ちょうど左胸の位置にある)と緑が豊かなことから、「緑の心臓(das Grüne Herz Deutschlands)」とも称される.
2021年に州中西部のインゼルスベルク山とドライ・グライヒェン一帯はユネスコ世界ジオパークに指定される.
地図 - テューリンゲン州 (Thuringia)
地図
国 - ドイツ
ドイツの国旗 |
欧州大陸における政治的・経済的な主要国であり、歴史上、多くの文化・科学・技術分野における重要な指導国でもある. 人口は約8300万人で、これは欧州連合において最大である. 同国は限定的主権を有する16の州によって構成される. 国土の総面積は35万7386平方キロメートルであり、主に温暖な気候に属する. かつて「西ドイツ」と呼ばれていた時代は「西欧」に分類されていたが、東ドイツ(ドイツ民主共和国)の民主化と東西ドイツの統一により「中欧」または「中西欧」に分類されるようになっている.