アラバマ州 (Alabama)
南北戦争から第二次世界大戦まで、他の南部州と同様に農業への依存が続いていたこともあって、アラバマ州は経済的に困難な時代を味わった. 工業や都市部が成長したにも拘わらず、1960年代までは田園部の白人の利権が州議会を支配しており、都市部とアフリカ系アメリカ人の権利は優先されなかった. 第二次世界大戦後、アラバマ州は農業依存経済から多様化された経済に移行して成長してきた. 多くのアメリカ軍基地が設立または拡張されたことも経済発展に寄与し、20世紀半ばに農業と工業経済の橋渡し役となった. 21世紀の州経済は経営管理、金融、製造、航空宇宙、鉱業、医療、教育、小売りおよび技術に依存している.
かつてマスコギー語を話すアラバマ族がアラバマ川上流、クーサ川とタラプーサ川合流点の下流に住んでおり 、これが川と州の名称の由来とされている. アラバマ族の言語で部族員は Albaamo(方言によっては Albaama または Albàamo、複数形は Albaamaha)と呼ばれる. 「アラバマ」という言葉は、チョクトー族の言葉が語源と考えられており 、アラバマ族が部族名に採用した. その綴りは史料によって様々である. 最初に文献に現れたのは、1540年のエルナンド・デ・ソトの遠征であり、ガルシラソ・デ・ラ・ベガが Alibamo と表記していた. 他にもエルバス騎士が Alibamu、ロドリゴ・ランヘルが Limamu と記していた. 1702年にはアラバマ族がフランス人によって Alibamon と呼ばれ、フランスの地図にはアラバマ川が Rivière des Alibamons と表記されていた. その他、Alibamu、Alabamo、Albama、Alebamon、Alibama、Alibamou、Alabamu、Allibamou などの表記が見られた.
「アラバマ」の語源は分かっているが、その意味については諸説あって定まっていない. 『ジャクソンビル・レパブリカン』紙の1842年の記事では、その意味を「ここで休む」とする説を発表した. この説は1850年代にアレクサンダー・ボーフォート・ミークの著作を通じて広まった. マスコギー語の専門家はこの説を肯定する証拠を見出すことができなかった. 学者はこの言葉がチョクトー語の alba(植物あるいは雑草を意味する)と、amo(切る、整えるあるいは集めるを意味する)を合わせたと考えている. その意味は「藪を切りはらう人」 または「香草を集める人」 である可能性があり、農作のために土地を開墾すること 、あるいは薬草を集めることを指していると考えられる. 「アラバマ」はアメリカ合衆国内に数多いアメリカ先住民の言葉に由来する地名の1つである.
地図 - アラバマ州 (Alabama)
地図
国 - アメリカ合衆国
アメリカ合衆国の国旗 |
アメリカ合衆国(United States of America)の頭文字を取って「U.S.A.」もしくは「USA」、合衆国(United States)の頭文字を取って「U.S.」もしくは「US」、または単にアメリカ(America)とも称される.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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USD | アメリカ合衆国ドル (United States dollar) | $ | 2 |