イラン・イスラム共和国(イラン・イスラムきょうわこく、)、通称イランは、西アジア・中東のイスラム共和制国家。ペルシア、ペルシャともいう。人口は8千1百万人を超え、その多さは世界で18位である。1,648,195 平方キロメートル(km 2 )の総面積は、中東で2番目に大きく、世界では17位である。北西にアルメニアとアゼルバイジャン、北にカスピ海、北東にトルクメニスタン、東にアフガニスタンとパキスタン、南にペルシア湾とオマーン湾、西にトルコ、イラク (クルディスタン) と境を接する。また、ペルシア湾を挟んでクウェート、サウジアラビア、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦に面する。同国はユーラシアと西アジアの中心に位置し、ホルムズ海峡に面するため、地政学的に重要な場所にある。首都であるテヘランは同国の最も大きな都市であり,経済と文化の中心地でもある。
1979年のルーホッラー・ホメイニー師によるイラン・イスラーム革命により、宗教上の最高指導者が国の最高権力を持つイスラム共和制を樹立しており、シーア派イスラームが国教である。世界有数の石油の産出地でもある。