徐州市 (Tongshan)
漢代の地方区分の名称であった. 古称は彭城(ほうじょう) とも称す. 市域内の沛県は劉邦の故郷であるほか、彭城は項羽の都となっていた.
徐州市の中心部は微山湖の南岸に位置する. 北は山東省臨沂市・棗荘市に、西は安徽省宿州市に接している. 東は連雲港市に接し、南は宿遷市に接している. 古代より各地の軍勢が争奪する地であり、各地の商人が集まる地でもあった. 現在は連雲港とロッテルダム港を結ぶ大陸横断鉄道ルート「新ユーラシア・ランドブリッジ」の一部をなす隴海鉄道に沿った人口百万を超える大都市.
徐州市は東経116度22分、北緯33度43分から58分の間. 黄淮平原の中心に位置し、大洞山、泉山、皇姑山、雲龍山などの丘に囲まれている. かつて黄河の河道があったが、現在は沂河、沭河(じゅつが)など淮河支流が流れ、中国を縦断する大運河(現在の京杭運河)も街を通っている. 年降水量は850mm、年平均気温は14℃.
市の面積は11,258平方km. 総人口は2004年現在で916万8,500人. (うち、市街地の人口は172万9,600人)