中華民国 (Taiwan)
中華民国の国旗 |
アジアで2番目の共和国 として1912年に大陸地区で成立したが、国共内戦で中国共産党に敗れて大陸地区から放逐され、1950年 以降は台湾省の全域 と福建省の極一部の島嶼(台湾地区)、大陸時代には海南特別行政区に属していた東沙諸島と南沙諸島の太平島・中洲島 を実効支配する海洋国家となった. 台湾地区は、日本やフィリピン、中華人民共和国と領海を接する.
に基づく議会制民主主義・資本主義体制国家であり、1971年までは国際連合安全保障理事会常任理事国として国際社会に大きな影響を与えていた. しかし国連の代表権問題や「一つの中国」政策により、中華人民共和国が中華民国を国家承認しないように要求している為、2021年時点では中華民国を正式に国家として承認している国は14か国に留まる. このような経緯があるため、日本など以前は国交を結んでいた国々などとの間で、経済や文化面などの交流が行われている.
日本は1972年の日中共同声明により中華人民共和国政府を「中国の唯一の合法政府」と承認して国交を樹立したことに伴い、中華民国政府(台湾当局)との国交を断絶した. これによって双方の大使館等が閉鎖された. また、国交断絶時に、民間の実務関係を維持するために、日台相互に非政府組織としての連絡機関(日本側は日本台湾交流協会、台湾側は台湾日本関係協会)を設置し、現在に至っている.