ベーケーシュ県 (Bekes County)
ハンガリーの南東端に位置する県. 大平原が広がり農耕に適している. また、天然ガスも産出する. 住民の多くはマジャル人だが、スロヴァキア人、ロマ、ルーマニア人などの少数民族も居住する.
16世紀後半よりオスマン帝国の支配下におかれ、18世紀にハプスブルク家の統治に入った. 19世紀半ばには、ペシュト(現ブダペシュト)とベーケーシュチャバの間が鉄道で結ばれた. 第一次世界大戦の結果、ハンガリーは多くの領土をルーマニアに割譲し、ベーケーシュ県がハンガリーの東端となった. しかし、ルーマニア内にも多くのマジャル人が居住しており、ルーマニアが2007年にEU加盟を果たしたこともあり、国境を越えた物的・人的交流が盛んになっている.
地図 - ベーケーシュ県 (Bekes County)
地図
国 - ハンガリー
ハンガリーの国旗 |
国土の大部分はなだらかな丘陵で、ドナウ川などに潤される東部・南部の平野部には肥沃な農地が広がる.