チアパス州 (Estado de Chiapas)
チアパス州の領域は73,887km2(28,528平方マイル). 2010年国勢調査で人口は4,793,406人.
チアパス州の住民の多くは貧しい農民である. 人口のおよそ3分の1はマヤ・インディオで地方住民の多くはスペイン語を話せない. 州の住民の多くが栄養失調に苦しみ、その数は人口の40%以上と推測される.
先古典期後期のイサパ遺跡がある. オルメカ文明とマヤ文明の橋渡し的な役割をになったと注目された. 最古の長期暦を刻んだ石碑2号で知られるチャパ・デ・コルソは、州の名称の由来にもなった. マヤ文明の壮麗な宮殿とパカル王の王墓で知られるパレンケ遺跡があり、世界遺産に登録されている. アステカ時代はソコヌスコと呼ばれた.
州章には、チアパス州の主要な観光資源であるスミデロ峡谷と峡谷を流れるグリハルバ川を図案化したものが使用されている.
2018年10月、ホンジュラスからのアメリカ合衆国を目指す移民の集団(キャラバン)が州内に入った. この時点でキャラバンの移動は国際問題となっており、エンリケ・ペニャニエト大統領は事態の沈静化を図るために、キャラバンの参加者が州内にとどまる場合、医療と教育、仕事を提供すると発表した.
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