スルグト (Surgut)
スルグトはシベリアでは有数の古い町であり、ロシア・ツァーリ国のツァーリフョードル1世の命によって1594年に町が築かれた. 一説によると、「スルグト」という町の名前はハンティ語の"sur(スル)"(魚)と"gut(グト)"(穴)を語源とするという. 1950年代から1960年代にかけて付近で油田や天然ガスが発見されて以後、急速に発展した. 1965年6月25日に都市として登録される.
スルグトは石油精製の中心地であり、空港や鉄道駅の他、オビ川に河港などを持つ. 石油や天然ガスのパイプラインがニジネヴァルトフスクやウレンゴイ、ノヴォシビルスク、ペルミ、チェリャビンスクなどの都市と結んでいる.
スルグト市街の北10kmにあるスルグト国際空港はモスクワ、ドバイ、サンクトペテルブルク、イルクーツクなどとの間に航空路線がある. 2011年1月1日、このスルグト空港を離陸するため滑走路を走行していたモスクワ・ドモジェドヴォ空港行きのTu-154のエンジン1基から出火、爆発する事故が発生した. この事故により3人が死亡し、43人が重軽傷を負った.