ストレイモイ島 (Streymoyar Sýsla)
島は縦長で、概略で北西から南東の方向へ47キロメートル(29マイル)の長さに伸び、幅およそ10キロメートル(6マイル)の距離がある. 南東にはコラフィヨルズル (Kollafjørður) とカルバクスフィヨルズル (Kaldbaksfjørður) の、2つの深く刻まれたフィヨルドがある. 島には山が多く、特に北西には最も高いコプセニ山(Kopsenni、789メートル)がある. この山の一帯は、500メートルを超える高さの崖が聳え立っている.
フェロー諸島における他の地域と同じく、島には数々の細流や小さな湖がある. 生息している主な植物は芝で、木は立っていない.
ストレイモイ島の東側には、フェロー諸島で2番目に大きな島であるエストゥロイ島があり、間をスンディニ海峡 (Sundini) が流れている. 西側にはヴォーアル島が位置しており、南側はサンドイ島がある. また、コルトゥル島、ヘストゥル島、ネルソイ島の3つの島々は、ストレイモイ島の南端周辺に位置する.
地図 - ストレイモイ島 (Streymoyar Sýsla)
地図
国 - フェロー諸島
アイルランドの修道士が最初に発見して修道院を築いていた. その後、9世紀頃ノルウェー西部からノルマン人(ヴァイキング)が入植し、11世紀にはノルウェー領となった. 1380年、ノルウェーとデンマークが同君連合(後のカルマル同盟につながる)に入って以来は、デンマークの支配を受けている. ただし第二次世界大戦中は、ナチス・ドイツに占領されたデンマーク本土とは分断され、イギリスの占領下にあった. この期間の住民自治が自治政府要求の住民運動につながった. 1946年に行われた住民投票では、フェロー諸島の分離独立派が勝利したが、デンマーク政府によるフェロー諸島議会の解散により独立は阻止された. 1948年には国防と外交の一部を除く権限を持つ自治政府が成立した. デンマーク本国は1973年に欧州共同体(EC)に加盟したが、フェロー諸島は本国とは異なる独自の外交路線を歩んでおり、現在も欧州連合(EU)には加盟していない. 自治領であるためオリンピックへ出場する際はデンマーク選手団に含まれるが、パラリンピックには単独での代表選手派遣が認められている.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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DKK | デンマーク・クローネ (Danish krone) | kr | 2 |