ソト語

ソト語
ソト語(ソトご、)は、バントゥー語群に属する言語. 南アフリカ共和国・レソト両国の公用語である. 北ソト語 との区別のため、「南ソト語」と称される場合もある.

アフリカ中南部で話されているバントゥー語群の南東グループ(Nguni)に属しており、ツワナ語、北ソト語、ロズィ語に近い.

レソトでは英語と並ぶ公用語であり、1993年のレソト政府による国勢調査によると、人口の約85%に相当する約149万3000人が話していることが分かっている.

南アフリカ共和国ではアパルトヘイト政策が撤廃された1994年に公用語に加わり、11の公用語の一つとなっている. 2001年の国勢調査によると、人口の約8%に相当する約400万人が母語としており、フリーステイト州の州都ブルームフォンテーン周辺では大半が話者となっており母国語である. また、国勢調査の対象とはなっていないが、多言語使用が進んでいるヨハネスブルグやソウェト、ツワネなどを中心に、少なくとも500万人以上がソト語を第二言語、または第三言語としている.

  • レソト
    レソト王国(レソトおうこく、ソト語: Mmuso wa Lesotho 、Kingdom of Lesotho )、通称レソトは、アフリカ南部に位置する立憲君主制国家. イギリス連邦加盟国のひとつ. 周囲を南アフリカ共和国に囲まれた世界最南の内陸国で、首都はマセルである. 1966年にイギリスから独立した. 非同盟中立を宣言している.

    「レソト」とは、「ソト語を話す人々」という意味である. イギリス保護領時代はバストランド保護領と呼ばれていたが、独立と同時にレソトへと改称した.
  • 南アフリカ共和国
    南アフリカ共和国(みなみアフリカきょうわこく、, Republiek van Suid-Afrika)、通称南アフリカは、アフリカ大陸最南部に位置する共和制国家.

    北東でエスワティニ、モザンビーク、北でジンバブエ、ボツワナ、西でナミビアと国境を接し、内陸国レソトを四方から囲んでいる. 北を除く三方は海で、アフリカ大陸最南端アガラス岬を境に東がインド洋、西が大西洋で、南インド洋のプリンス・エドワード諸島を領有する.