モンテネグロ
モンテネグロは、ヨーロッパ南東部、バルカン半島に位置する共和制国家。首都はポドゴリツァ (旧憲法ではツェティニェ )。ユーゴスラビア紛争によるユーゴスラビア社会主義連邦共和国の解体によって成立したユーゴスラビア連邦共和国(1992年-2003年)およびセルビア・モンテネグロ(2003年-2006年)を構成する2つの共和国のうちのひとつ、モンテネグロ共和国であったが、2006年6月3日に独立を宣言した。
公用語のモンテネグロ語ではツルナ・ゴーラ(Црна Гора、Crna Gora) と呼ぶ。モンテネグロ(Montenegro )とはヴェネト語による名称で、いずれも「黒い山」を意味する。かつて黒山国とも当てられ、中国語では黒山(黑山、ヘイシャン)と訳する。
ボスニア・ヘルツェゴビナ
ほぼ三角形の国土を持ち、国境のうち北側と南西側2辺でクロアチア、東側1辺でセルビア、モンテネグロと接する。ユーゴスラビアからの独立時、独立の可否や国のあり方をめぐってボシュニャク人、クロアチア人、セルビア人がそれぞれ民族ごとに分かれてボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で戦った。
正式名称は、ボスニア語・クロアチア語で Bosna i Hercegovina(ボスナ・イ・ヘルツェゴヴィナ)、セルビア語で Босна и Херцеговина(ボスナ・イ・ヘルツェゴヴィナ)。
セルビア
首都であるベオグラードは、ユーゴスラビア誕生以来2006年にセルビア・モンテネグロが解体されるまで一貫して連邦の首都であった。2006年6月3日のモンテネグロの分離独立に伴い独立宣言をした。セルビア内のコソボ・メトヒヤ自治州がコソボ共和国として事実上独立状態にある。
セルビア語では「Република Србија / Republika Srbija」(レプブリカ・スルビヤ)、通称「Србијa / Srbija」(スルビヤ)。日本語では「セルビア共和国」、通称「セルビア」。漢字による当て字は塞爾維亜、または塞爾維。英語においては「Republic of Serbia」、通称「Serbia」(サービア)である。