ネパール語

ネパール語
ネパール語(ネパールご、)は、ネパール、ブータン、インドのシッキム州やミャンマーの一部で話されるインド語派の言語である.

ネパール語はネパール及びインドのシッキム州の公用語である. ネパール人口の約半数が母語とし、その他のネパール人は第二言語とするものが多い. またインドでも憲法の第8付則に定められた22の指定言語のひとつである.

ネパール語は東部ネパールからインドのウッタラーカンド州及びヒマーチャル・プラデーシュ州までの、ヒマラヤ山地の低層地にて話されているパハール語群の最東部の言語である. また特にネワール語(ネパール・バサ語)などのチベット・ビルマ語派のいくつかの言語との共通の単語も多く、チベット・ビルマ諸語の影響も受けている.

ネパール語はヒンディー語、ウルドゥー語とも近いが、保守的でありペルシャ語や英語からの借用語は比較的少なく、サンスクリット起源の単語が多い.

  • ネパール
    ネパール(नेपाल)は、南アジアに位置する連邦共和制国家. 首都であり最大の都市はカトマンズ.

    東、西、南の三方をインドに、北方を中華人民共和国チベット自治区に接する西北から東南方向に細長い内陸国である. 国土は世界最高地点エベレスト(サガルマータ)を含むヒマラヤ山脈および中央部丘陵地帯と、南部のタライ平原から成る. ヒマラヤ登山の玄関口としての役割を果たしている. 面積は約14.7万k㎡. 多民族・多言語国家であり、民族とカーストが複雑に関係し合っている. また、宗教も仏教の開祖釈迦(仏陀)の生誕地であり、ヒンドゥー教(元国教)、仏教、アニミズム等とその習合が混在する.