カザフ語

カザフ語
カザフ語(カザフご、Қазақ тілі, Qazaq tili, )は、主に中央アジアで使用される言語の1つであり、カザフスタン共和国の国家語に制定されている. ISO 639による略語は2字が kk、3字が kaz で表される. カザフスタンのほか、他の中央アジアの国家、中華人民共和国の新疆ウイグル自治区やモンゴル西部、ロシアでも話されている.

カザフ語はテュルク諸語の北西語群(キプチャク語群)に分類され、カラカルパク語、ノガイ語、キルギス語などと近い関係にある. 方言は北東方言、南部方言、西部方言(あるいは北東方言、南部方言、中央北部方言、東部方言)に分類され、語彙や発音に違いが見られるものの、それぞれの差異は大きくない. カザフ語の文語は北東方言に基づいている.

  • カザフスタン
    カザフスタン共和国(カザフスタンきょうわこく、Қазақстан Республикасы)、通称カザフスタンは、中央アジアに位置する共和制国家. 西と北でロシア、東で中華人民共和国(中国)、南でキルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタンと国境を接する国家で、南西は世界最大の湖カスピ海に面している. 首都はアスタナ(2019年から2022年までは初代大統領のヌルスルタン・ナザルバエフのファーストネームにちなんだ「ヌルスルタン」に名称変更)で、1997年に国内最大の都市アルマトイから遷都した.

    カザフスタンは中央アジアで経済的、政治的に最も支配的な国家であり、石油・天然ガスを中心とする資源に恵まれ 、中央アジアの国内総生産(GDP)の60%を生み出している. 国土面積は272万4900平方キロメートルと世界第9位 で、世界で最も広い内陸国であり、イスラム教徒が多数派を占める国としても世界最も広大かつ最北端である. 人口は約1900万人 で、人口密度は世界でも低い国の一つであり、1平方キロメートルあたり6人以下(1平方マイルあたり15人)である.