マラウイ・クワチャ

マラウイ・クワチャ
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マラウイ・クワチャ (Malawian kwacha) は、マラウイで使用されている通貨単位. 1971年にマラウイ・ポンドに代わって導入された(1ポンド=2クワチャ). 補助単位はタンバラ (tambala) で、1クワチャ=100タンバラ.

現行紙幣に描かれている肖像は、1915年に白人支配に反発して武装蜂起をしたジョン・チレンブウェである.

マラウイは、イギリス保護領ニアサランドの時代に南ローデシア・ポンドの流通が始まって以来、ポンドを通貨単位としていた(補助単位はシリング、フローリン、ペニー). 1964年の独立後も名称はマラウイ・ポンドとするものの依然ポンドを単位としていた. しかし、1968年に隣国ザンビアがイギリス支配の名残であるポンドを廃止して、より現地的な名称のクワチャへと変更し(ザンビア・クワチャ)、それに合わせてマラウイも1971年にクワチャを導入した. ただしザンビア・クワチャの補助単位がングェー(ngwee)であるのに対し、マラウイ・クワチャの補助単位はタンバラ (tambala) である.

  • マラウイ
    マラウイ共和国(マラウイきょうわこく)、通称マラウイは、アフリカ大陸南東部に位置する共和制国家. イギリス連邦加盟国のひとつ. 旧称はイギリス保護領ニヤサランド(Nyasaland、ニアサは「湖」の意). 首都はリロングウェである. 北・北西はタンザニア、東・南・南西はモザンビーク、西はザンビアと国境を接している.

    マラウイはアフリカ大地溝帯に位置する内陸国で、アフリカではボツワナと並んで独立以来対外戦争や内戦を経験していない数少ない国でもある. 「アフリカの温かい心(The Warm Heart of Africa)」という別称を持つ.