ベナン (Republic of Benin)
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ベナンの国旗 |
17世紀から19世紀にかけて、この地域の主な政治主体は都市国家ポルトノボおよびダホメ王国であり、北側は多くの異なる国家が存在する広大な地域であった. この地域は奴隷貿易で多くの人々が人身売買の対象となり、17世紀には早くも奴隷海岸と呼ばれるようになった. 奴隷制度が廃止された後、フランスの植民地となりフランス領ダホメと改名した. 1960年の独立後、民主主義政権、軍事クーデター、軍事政権などさまざまな政権が誕生し波乱万丈の歴史を歩んできた. 現在の政府は1991年に成立したものであり、アフリカ大陸の国家の中でも安定した政治体制を持つとの評価がある一方 、その実は権威主義であるとの批判がある.
独立前はフランスの植民地であったことから、公用語はフランス語であり、正式国名もフランス語でRépublique du Bénin (レピュブリク・デュ・ベナン)である. 公式の英語表記はRepublic of Benin (リパブリック・オブ・ベニーン)である.
日本語の公式国名はベナン共和国である. 通称ベナン. かつては英語発音またはローマ字読みからベニンとも表記されたが、現在では現地の発音に近いベナンという表記が浸透した.
フランス植民地時代の名称はダホメ、1960年のフランスからの独立後の名称はダホメ共和国であり、いずれもダホメ王国にちなんだ名称である. 1975年11月30日、かつてナイジェリアに存在したベニン王国にちなんで国名をベナン人民共和国に変更した. その後、1990年の社会主義政策放棄と共に現在の国名となった.
なお、フランス語では「h」は発音されないため、ダホメ(Dahomey)はダオメ、ダオメーとも表記される.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
---|---|---|---|
XOF | 西アフリカCFAフラン (West African CFA franc) | Fr | 0 |
ISO | 言語 |
---|---|
FR | フランス語 (French language) |