リヒテンシュタイン (Principality of Liechtenstein)
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リヒテンシュタインの国旗 |
正式名称は公用語のドイツ語で Fürstentum Liechtenstein( フュルシュテントゥーム・リヒテンシュタイン)、Liechtenstein と表記する. 公式の英語表記は Principality of Liechtenstein(プリンシパリティ・オヴ・リクテンスタイン)、略称、Liechtenstein. 日本政府(外務省)による日本語表記はリヒテンシュタイン公国(略称:リヒテンシュタイン(リヒテンスタイン)). 後述のように「リヒテンシュタイン侯国」を正しい訳語とする説も一部にある. リヒテンシュタイン公国がある現地のアレマン語(リヒテンシュタイン方言)では、Förschtatum Liachtaschta(フェアシュタツーム・リアハタシュタ)と表記される. 英語表記で国名・形容詞とも Liechtenstein、国民は Liechtensteiner.
元首であるリヒテンシュタイン家の当主の称号はドイツ語で「Fürst」であり、「Herzog」(公爵. 英語の 「duke」)より一段下の爵位であるため、「公爵」ではなく「侯爵」と訳すべきとの主張もある. なお、日本国外務省は「公爵」と表記しており 、リヒテンシュタイン公と表記する際の「公」は君主の意味である.
なお、英語においては「prince(プリンス)」とされ、国家体制は「Principality」と訳される. 「Principality」は日本語において通例「公国」と訳される. 英語における「プリンス」は広義的には多義的であり、公爵位のみを指すものではなく王侯貴族である領主を全般的に指す言葉である. リヒテンシュタイン家の当主の親族(男子)の称号は「Prinz」であり、「プリンス」と同義であるが、これは日本語においては「公子」と訳されるのが通例である.