南アフリカ共和国 (South Africa)
南アフリカの国旗 |
北東でエスワティニ、モザンビーク、北でジンバブエ、ボツワナ、西でナミビアと国境を接し、内陸国レソトを四方から囲んでいる. 北を除く三方は海で、アフリカ大陸最南端アガラス岬を境に東がインド洋、西が大西洋で、南インド洋のプリンス・エドワード諸島を領有する.
イギリス連邦加盟国の一つ. 首都機能をプレトリア(行政府)、ケープタウン(立法府)、ブルームフォンテーン(司法府)に分散させているが、各国の大使館はプレトリアに置いていることから国を代表する首都はプレトリアと認識されている.
黒人、白人、インド系などが暮らす多人種・多民族国家である. かつては白人が有色人種を差別・支配するアパルトヘイト政策がとられていた.
南アフリカ共和国はかつて有色人種に対する人種差別で知られていた. それはアパルトヘイトと呼ばれる1994年まで法制化されていた政策によるものであった. 金やダイヤモンドの世界的産地であり 、民主化後の経済発展も注目されている.
同国はアフリカ経済の牽引国であり、アフリカ唯一のG20参加国である. IMF推計による2022年のGDPは4,115億ドルであり 、アフリカではエジプトと並びナイジェリアに次ぐ経済規模である. アフリカで最も工業化が進んでいる国として新興工業国と見なされている.
経済成長が期待されるBRICS(ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の1つ. また、BRICSからロシアを除いたIBSAC(India, Brazil, South Africa, China)という用語が、G7でイギリスによって提唱されたこともある.
一方で後天性免疫不全症候群 (AIDS)の蔓延、教育水準の低い非白人の極端な貧困、平時にもかかわらず1日の他殺による死者数が戦争中レベルで治安が毎年悪化しているなど、懸念材料も多い.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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ZAR | ランド (South African rand) | Rs | 2 |